
今年で3年目となりました
師匠の長岡瞽女小林ハルさんにとっても萱森個人にとってもご縁の深い小須戸町
この地区では町屋の町並みを暮らしに生かそうと町屋歩きツアーなどの試みが続けられており、この日は 地元の中学生達が作ったみごとな町やの模型も見せていただきました
聴いてくださった方のブログをご紹介します こちら へどうぞ
2009年、2010年の様子と動画 も 下に紹介しています
今年で3年目となった公演
妻入りの建物と、集まってくださる方々のやさしい空気・・・かつての瞽女宿のような時間が流れる会場です
聴いてくださった方のブログをご紹介します
こちら ( 萱森直子ライブレポ「西鶴の不覚」 7月27日) へどうぞ
2009年の様子も下に紹介しています
山形県東置賜郡川西町 土礼味庵 2011年6月
土礼味庵 は、かつて瞽女宿であった古民家。歴史や人の思いが暖かに交じりあう豊かな空間です
現オーナーの片倉さんご夫妻のご厚意により今年で5年目の公演となりました
大雨のさなかでしたが毎回多くの方たちがお集まりくださり、夜の部終了後には今年も手に触れるほどの近くにホタルが舞いました
震災のため中止となった「雛回廊」をおしみ、座敷にひな壇飾りを楽しみながらの演奏会でした
聴いてくださった方のブログ (6月27日)
聴衆の中のお一人、 吉村龍一さん が
「焔火」 (ほむらび) という作品で 小説現代長編新人賞 を受賞されたとお知らせくださいました
昨年(2010)の同じ土礼味庵での演奏の印象をもとに書いた場面があるそうです
小説現代8月号に一部掲載(7月22日発売)
単行本は年末の予定とのこと、発刊されましたらこのホームページでもおしらせします
過去の土礼味庵での公演については
瞽女宿 のぺージを ご覧ください
ここは祭文松坂「葛の葉子別れ」の物語の発祥の地です 葛の葉町 という地名、また「葛の葉」という交差点もあります
個人的にも若い頃教師として勤めていた思い出の地であり、ごぜうたを始めたころからいつかはいってみたいと思っていた場所でした 念願かなっての公演となりました
葛の葉伝説を題材にした「信太山盆踊り」と競演させていただきました
下左が舞台上のやぐらを囲んでの踊り。写真では小さくてよく見えませんが 男踊りと女踊りがあり男は手を グー に、女は手を チョキ にして踊ります 次々と繰り出される歌文句が葛の葉伝説を語ります
「心引かるるわが子の寝顔 せめてひとめよ 保名のきみ」
「残る障子の筆あとさえて たずね来てみよ信太の森へ」
「慕う親子の情けは今も うらみ葛の葉 この物語」
下右は太鼓 バチの形が特徴的です 夜中おどり続け「切り上げ音頭」でやめるのだそうです 昔は会場までの道筋が人で埋まったほどの盛り上がりだったことなど、お話くださる方々の郷土への思いが伝わってきました
この公演のDVDが 和泉市立人権文化センター「にじのとしょかん」で借りることができます
下記は 公演を聴いてくださったかたのブログ
http://sakishimasuounoki.ti-da.net/e3380157.html
(3月8日)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiko_sann/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3 (3月7日)
http://blogs.yahoo.co.jp/tumumasi2001/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=10 (3月7日)


この折に 葛の葉伝説の舞台、聖神社、葛の葉稲荷 など連れて行っていただくことができました
「ごぜの写真とゆかりの地」 のページでご紹介しています
昨年に引き続き2回目の開催、町外からも多くの方が聞きに来てくださり楽しい会でした
小須戸はこの夏 師匠・小林ハルさんがお住まいになっていたところに建つ建物も含め 20数件が焼けてしまう大火にみまわれました
祭りも縮小され、焼け野原としか表現できないような風景に私も非常に哀しい思いをしましたが
町は生活の再建・復興へと歩みだしています
10月7日新潟日報紙上にこの様子が掲載されました(「復興へ歌声力強く 瞽女唄鑑賞会にぎわう」)
当日の様子をこちらでどうぞ
You Tube (越後瞽女唄鑑賞会)
多くの方のご尽力をいただき実現した演奏会でした 終演後の懇親会でもたくさんの方から昔の瞽女さんの思い出やごぜの芸に寄せる思いなど聞かせていただくことができました
以下は 東京新潟県人会・企画担当・平出さんからのお便りの一部です
「予想を上回る170名余の出席者数となり関係者一同喜んでおります
夫婦連れの方が多くまた若い人もいて関心の深さが感じ取れました
息つく暇もなく激しくぶつけるような唄と荒々しい三味線の響きに、瞽女唄の底力を感じると共に、瞽女社会の不思議な感じにひきこまれました
また、萱森さんが師の小林ハルさんの教えをそのまま後世に残そうと努められる姿勢に共感するものがありました
高田系による佐渡おけさは情緒があり新鮮に聞くことができました
最後の発ち唄には会場に一緒に口ずさむ人がいて、この催しの開催意義を感じ感動的でした」
「ごぜうたは郷土の宝」・・・変わることのない「心のふるさと」であり続けたいと思いを新たにした日でした
参加してくださった方のブログ http://moderns.blog82.fc2.com/ (3月20日)

ごぜうたを深く理解し応援してくださるスタッフさん達に囲まれての定例公演
3年目となった2010年も連日満員で230人ほどの来場をいただきました リピーターの方も多く、何回きていただいても楽しめるようにと、4回それぞれに演目内容を変えました
3,4回目は萱森の弟子、北村紋子さんも出演し、二人いないと唄えない演目や、萱森とは違う色を持つ北村さんの「石堂丸」も味わっていただきました
TVドラマ浅見光彦シリーズで瞽女を演じ ごぜ唄に不可欠な「生きる力、気迫」といったものを見事に表現してくださった女優 ひがし由貴さんのブログ (2010・2・26日)
『むき出しの魂がそこにある』・・・
と、いう感じでしょうか。耳から入る音ではなく、
心に直に来る感じ。
聞く、というより、
感じる、感じ。 と表現してくださっています
http://blog-eda.net/gozesan/ スタッフ枝さんのブログ
http://broaderhouse.info/ 劇場オーナー荒木さんのブログ
http://ameblo.jp/kscompany-k-taka-2001/ スタッフ高橋さんのブログ
昨年の様子 、準備、当日、終了と時を追っての取り組みなど知ることができます

山梨はかつては多くの甲府瞽女が暮らしていた土地です
「山梨県」が登場する「県尽くし」も聞いていただきました
楽しんでいただけた実感を持つことができ、まるで新潟県内の公演のような、初めて訪れたところではないような感覚でした また翌日には付近の牧場などご案内いただきました 本当にきれいなところでした
ここは別荘地で、夏場だけここで暮らしている方や今はここを離れて暮らしている方などいろいろだそうです その中でのコミュニティづくり・・・
この公演でなによりも印象に残ったのは実行委員会の方々のこの催しにかける熱意と、そして包容力とでも表現したいようなあたたかさでした

右は終了後の食事会 芸のことだけにとどまらずいろいろなお話を交わすことができたのも嬉しいことでした
後日いただいたお便りの一部をご紹介します
来場者は異口同音に「来てよかった」「ステキな機会を作ってくれて~」「感動しました。また来年も是非~」と、昨日も電話で、数人の友人からお礼がありました。
たった一人を除いて、全員が始めて聴いたごぜ唄。
変化球に頼らない、真っ向からの剛速球勝負・・・・・胸がすくような爽快感を味わうことが出来ましたし、ご丁寧な分かりやすい解説と工夫された演出・演目。
お陰さまで、楽しく至福な時間を頂戴いたしました。
貴重な伝承芸能の存在を、さらに広く知らしめ、底辺拡大をはかれたらいいなと、実行委員一同次なる機会の実現に向けて、ボルテージが上がりました。

小須戸は師匠・小林ハルさんがかつて10年を超える歳月を過ごした土地 (詳しくは「小林ハルさんのこと」のページ) ハルさんを覚えている方もたくさんいらっしゃいます
ハルさんのお住まいのあった土地も、ハルさんと親しかった義母が今も暮らしている萱森の実家も、薩摩屋さんと同じ通りに面しており、歩いて10分ほどの距離です
左写真は薩摩屋さん内部 この座敷と、かつては酒屋さんだった店部分とをお借りしました
人々の暮らしのたまものである町屋で、かつてこの町に響き渡っていた瞽女唄をじっくりと味わっていただくことができ、お集まりの皆様とともに本当によい時間をすごさせていただきました
また手ぬぐいや手提げ袋などのおみやげとともに同地区にお住まいの 垣見壮一さんから提供いただいた瞽女さんの写真を皆様にお持ち帰りいただきました(写真左下)
「ごぜの写真とゆかりの地」 のページにこのほか手元にいただいた写真をご紹介しています
垣見さんからのお手紙をご紹介します
「高柳町で河川調査中偶然におあいした瞽女さんに断り撮影したものです
子供の頃聴いた瞽女唄「さらば信太に帰らんと・・・」の言葉と、暗い灯りの下で手ぬぐいで涙をこらえていた女の人たちを懐かしく思い出しました (中略)
町屋にての公演という贅沢を楽しみにしております」
この日、垣見さんも来てくださり、思い出に残っているという 「葛の葉」を聴いていただくことができました
この様子は 小須戸町並み景観まちづくり研究会 のホームページにも紹介されています
来年以降も継続して開催しましょう、ということになり嬉しく思っています


大変な雨の中 200人近い方がお集まりくださり、雨に煙る庭園を眺めながら涙あり笑いありの時間でした
ブログ 「椿寿荘便り」 に当日の写真が紹介されています
また 三條新聞 (7月29日) にこの公演に参加してくださった方の投書が掲載されました
( 「幼い日のごぜ唄と重なって・・・」 榎本国男さん )
終演後も多くの方とお話をすることができ嬉しく思っています
私がごぜうたを知る前から瞽女や瞽女うたに接し、強い思い入れを持ち続けている方がたくさ
んいらっしゃいます そのような方たちが萱森の唄を聞いて 「あれ?こんなものだったっけ・・・? ちょっと違うよな・・・? 」 と感じるのな
ら、それは瞽女唄とは呼べないのではないか・・・・・
「瞽女の真似」はしてはいけないけれど かつての瞽女さんたちを記憶の中に呼び起こすような唄をうたいたい ・・・ いつもいつもそう願っています 「唄」 とともに 「人」 を伝えたいのです
写真家 捧武さんからは 「公演に使ってください」 と、昭和38年ごろに撮影したという瞽女さんの写真をいただきました
200枚もの撮影をなさったそうです
この写真については 「ごぜの写真とゆかりの地」 のページで見ることができます


当時の面影をそのままに残す北国街道に面した「妻入り会館」
この場所でこのような催しは初めてということでした
企画してくださった東京出雲崎会の会長・内藤さんとのご縁は2007年の東京ブローダーハウス公演から。
このすぐ近くがご実家で、路地を通って荷が運ばれた様子など話してくださり、港町として栄えた当時が目の前によみがえるようでした
「近在のばあちゃんたちに懐かしいハルさんの唄を聞かせたい」 ・・・・・
そうおっしゃる内藤さんご本人にも小林ハルさんの記憶が鮮明に残っています
その方に「萱森さんはハルさんの
ごぜうたを頭の中に録音した人。ハルさんゆずりの豪快な唄いっぷりを堪能してください」と紹介していただき嬉しく思いました
指定管理者である「NPO法人ねっとわーくさぷらい」のご協力で前売り80席は早くに完売、当日は150人以上が集まり土間にも補助イスを出していただきました
この模様は地元紙・柏新時報に掲載されました
また 新潟日報紙に この公演を聴いてくださった方の投書が掲載されました
( 5月28日 朝刊 「瞽女唄の熱演 深い感動を呼ぶ」 ) かわらばん妻入りで抜粋をよむことができます
終演後届いたお便りの一部です
吹雪の夜、時雨時2,3人のゴゼさが手を引かれて家に帰っていく様子。
祖母にいわれてゴゼさを家に招いたことなどが鮮明に思い出されました
顔は真っ黒でしわだらけでしたが声のハリは子供心にも耳に残っていました
萱森さんの力強い三味線の音・語り草はそのままで郷愁にさそわれたひとときでした
ねっとわーくさぷらいの方からも便りをいただきました
大好評で喜びをかみしめています (中略)
感動の深さから涙を流す人ばかりでした
本当に人の心をうつひと時をいただきました
写真等一生の宝とさせていただきます
これを機会に来年も次の年もこの妻入り会館で感動のひとときをと願っております
終演後、内藤さんのお父様が初代館長を勤められた良寛記念館を案内していただきました
所蔵品の豊かさはもちろんのこと、敷地内の「夕日の丘」からの景色はみごとでした
目の前に広がる広い広い日本海、そしてがけの下を見下ろすと良寛堂、そして妻入りの屋並みが。
新潟県の名勝百選で1位に選ばれたところだそうです あまりのみごとさに写真を撮り忘れてしまいました