| 瞽女唄の代表的な演目 「葛の葉」伝説 のふるさと
大阪府 和泉市 信太
2011年3月和泉市人権文化センターでの公演のおりに訪れることができました このときの公演については 「ごぜ唄公演の記録」 のページをごらんください
下は 聖神社 です 大きな神社で境内のあちこちに狐がかたどられていました 祭文松坂 「葛の葉子別れ」後半の舞台です 高台にあって周囲から山のように見える 「信太の森」に囲まれており ことに「三・四の段」・・・森に帰った葛の葉狐をたずねて童子丸と保名が森をさまよう場面や、母子の最後の別れの場面などほうふつとさせる景色でした
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| 右写真は神社下の鏡池
聖神社と「ねずみ坂」でつながっています この写真の右手が神社です
瞽女唄の「葛の葉子別れ」では語られていない、保名と葛の葉狐の出会いの場所です
保名が聖神社に参ったあと池のほとりにたたずんでいると白狐の姿が水面に映りました ふりかえると傷ついたねずみが逃げてきます 保名はそのねずみを袂に隠し逃がしてやったといいます
これが「葛の葉」のお話の端緒,となります
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この池のほとりに「信太の森ふるさと館」があります開館していない時刻だったのですが観覧させていただくことができました
葛の葉伝説にまつわる絵画や芸能、文学作品などが所狭しと並べられており時のたつのをを忘れてしまうようでした
入り口でこの地域特産品のガラス工芸品を販売しており、3センチほどの小さな狐の置物を記念に購入しました 公演の合間にみせていただいた大作の保存品などは見事というほかないすばらしいものでした そのほか人造真珠も特産品だそうです
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| 下は 葛の葉稲荷神社 です 聖神社からさほど遠くない平場,住宅街にあります
広くはない境内に 葛の葉伝説にまつわるものがたくさんありました お話の中にすっぽりと入ってしまったかのような感じのする場所でした 右写真は屋根瓦のきつねです
狐が葛の葉に姿を変えたときにここに姿を映したという伝説がある「姿見の井戸」 というものがありました ここから出発した葛の葉狐が無事に帰ってきたことから、「交通安全」「無事帰る」のご利益があるそうです」
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聖神社では、遠足の思い出や「だんじり」の集合場所になる時のにぎやかな様子などおききしました
葛の葉稲荷も、駅から鳥居が見え、すぐ近くの交差点の名前は「葛の葉町」・・・観光地としてではなく地域の生活に密着した民間信仰の場として息づいている風情があり嬉しく思われました
2009年に大阪市阿倍野区の阿部清明神社を訪れました(下に紹介しています) このたびふたたびの瞽女唄大阪公演の機会をいただき、信太(葛の葉狐のもとのすみか・物語後半の舞台)
と 阿倍野区(葛の葉狐が保名、童子丸とかりそめの幸せな暮らしを送っていた場所・物語前半の舞台)との距離感がよくわかりました
葛の葉を追って阿倍野を発ち、信太の森をさまよう父子の悲哀は瞽女唄ではこのようにあらわされています
「信太が森にもなりぬれば あわれなるかな保名さま 親子もろとも今ははや
松の木陰に忍ばせて なきいる童子をおぶいあげ 深き茅野をおしわけて
童子が母や女房やと 呼べど叫べど情けなや さらに応える人もなし
声するものには虫の声 音するものには滝の音 ただ松風の音ばかり」