越後瞽女唄と津軽三味線 瞽女唄伝承者 萱森直子 

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萱森(かやもり)直子プロフィール・越後瞽女唄と津軽三味線

 

萱森直子のプロフィール と

伝承活動に際して心がけていること  

 

 


 

萱森(かやもり)直子・越後瞽女唄と津軽三味線 瞽女唄伝承者 萱森直子  

記録作成等の措置を講ずべき無形文化財保持者の長岡瞽女 小林ハル氏に師事

小林ハルの伝えた3種類の節回しで祭文松坂をうたいわけることのできる唯一の唄い手であるなど、広範な演目を伝承

師のすすめにより高田瞽女 杉本シズ氏を通して高田系瞽女唄も習得

長岡・高田両系統のごぜうたを直接伝授を受けた唯一の伝承者として多数公演

現代の解釈や晴眼者の感覚で手を加える事をせず


「まさしく本物の瞽女唄の発声」

「飾らない荒々しさと剛直な唄いぶり、最も瞽女唄らしい瞽女唄」

など高い評価を得ており、その公演は、「鳥肌がたち繰り返し震えを感じる」 「圧倒的な迫力と存在感」と評され、深い感動を呼んでいる


教職経験をいかし、新潟市内の保育園で園児と唄う活動にも取り組むなど、ごぜ唄をめぐる環境づくりや後進の育成にもつとめ,すでに公演を行える弟子も育っている



2008年  NHK 「新日本紀行ふたたび」

2009年  NHK オーディオドラマ

                 「女歌 夢の道行」(石川さゆり主演) の制作に参加


毎日新聞 2006年 「明日を担うー後継ぎの現状」 など、新聞、雑誌などにもその活動や文章がたびたび紹介されている


津軽三味線グループ「どってん」主宰
源流を同じくする二つの芸を演じ分ける

 

 


  伝承活動に際し心がけていること 

        ・・・   「瞽女」ではない自分がうたわせていただく心構えとして、

      絶対にやらないと決めていること また してはならないと教わったこと があります

  

掟、年季、身なり、慣わし などについて

            瞽女のまねをしてはならない

      瞽女であるかのようにふるまってはならない  ということです        

 

       「瞽女の誇り」 を侵してはならない   と言い換えるとわかりやすいでしょうか

 

形だけまねをして瞽女らしさを演出すること・・・ それは瞽女として生きざるを得ず苦労を重ねた師匠をはじめとするごぜさんたちに対して非礼になるのだと,稽古の日々の中で具体的な事柄を通して何度も教えられました         

           

 この 「瞽女の誇り」 について師・小林ハルさんとの会話など思い出されることがたくさんありますので おいおいプライベートレーベルCDの解説に書いていこうと考えています

 

     2010年2月にいただいた 小倉英樹さんの絵をご紹介します

萱森(かやもり)直子・越後瞽女唄と津軽三味線 瞽女唄伝承者 萱森直子・ごぜの絵  

小倉さんは眼の病気を患っておられ、わずかな視力でこの絵を描いてくださいました

以下は添えられていた文の一部です


 

「私と同じ世界の人たちだ・・・」実在した瞽女さん達のことを見にくい眼で本を調べているうち萱森さんの瞽女唄にたどりついた次第です

音楽について明るくないため気の利いた感想も出てこないのですが、見にくい目で昔を思い出して絵を描きまして感想の代わりなんです どうぞ・・・

多くの瞽女さんの中には「私も眼が欲しい・・・」と思って雪の中に消えていった方もいたことでしょう

今萱森さんという眼を得て喜んでいることでしょう

今後も瞽女唄という灯が消えませぬよう。

 

このようなお便りをいただくとき、目の見える自分がこの芸に関わっていることの重大さをあらためて感じます 

眼が見えないということの苦労やその暮らしを軽々しくわかったようなことを言ってはならないのだと。

                     ・・・ 「瞽女の誇り」  は萱森直子の大きなテーマのひとつです